shion's diary

思考と感情と言葉

恋と愛と孤独

___自立した彼との付き合い方

 

 

 

「恋と愛と孤独」

 

なんだこのかっこうつけたタイトルは…。

 

91日前に自分で書いた記事の下書き保存だった。

 

約3カ月前だろうか。

せっかくなので、3カ月前の自分自身と、もう一度向き合ってみよう。

 

 

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「思うところがある」

って、どういう意味なんだろう。

 

彼に言われたひと言。

 

「今は一人になりたい気持ち」と言われた。

 

「ごめんね」と言われた。

 

「思うところ」があってというのは、

私に対する意味なのか?

 

自分の生活とか人生とかのことなのか?

 

言葉の真意はその本人にしかわからないのだ。

 

どれだけ考えたところで、答えなんて出てこない。

真意なんてわかりやしない。

 

 

うむ、恋愛って難しい。

 

 

でも別に、

「別れたい」とか「好きじゃない」とか

「うっとうしい」とか

どうやら、そういうことでもなさそうなのだ。

 

だけど、そんなごまかして言われたらもう、聞くことはできないのだ。

いや、気になって仕方がないのだけれど。

しつこくつついて、その言葉の真意を問い詰めようものなら、

余計に、「もう一人になってしまいたい」と思われるだろう。

 

自分で言うのもアレなのだけど、

自分は結構ちゃんと”自立”している彼女だと思っている。

 

いや、

彼氏に依存してしまうような面倒な女にならないように、

意識して自立しようとがんばっている。

 

連絡も、相手の返信が遅くたって、じっと待って催促なんてしない。

追いlineなんてしない。(本当は、あー遅いな…早くこないかな…と思う)

「会いたい」「寂しい」って気持ちがあっても、言いすぎない。

というか、あんまり言わないようにしてる。

 

まぁ、これもどうなのだろうか。

 

駆け引きとかそういうことじゃない気もする。

 

なんというか、お互い同じくらいの熱量でいたいのかもしれない。

 

でも、でもね、

やっぱり素直な気持ちを伝えるのも大切だと思う。

「強がらない」、「素直でいる」、というのは私の恋愛ポリシーの中で、結構大きいテーマだったりする。

 

正直なんとなく、私の方が彼のペースに少し合わせている感じがする。

 

でもそれで、つらいつらい…泣 とはならない。

むしろ、つかず離れずの程よい距離感が心地よく、気楽に感じられる。

 

それでもやっぱり、

連絡があまりにも遅かったり、なんかちょっと冷たいなと思ったり、

会いたいと言われなかったり、そういうのを考えすぎると、

ちょっと寂しいなぁ・・・とふと思う。

 

逆に今の彼との関係で、

自分の時間、自分の気持ち、自分のことを大切にしようと思えるようになった。

 

寂しさや孤独もあらためて知った。

 

孤独と向き合えるようになった。

 

孤独と向き合うということは、自分と向き合うことでもあると知った。

 

そして、心の弱かった私は(今でも弱いのだけど)少しずつ、強くなれている気がしている。

 

強く、というか大人になれている気がしている。

自立して、成長できている気がしている。

 

 

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私は正直、1週間に1度は会いたいのだけど、まぁ2週間に一度会えればいいかなと思えている。

が、これは世間的には結構少ないようなのだ。と、最近気づいた。

 

一方彼には、「1カ月に1度会えれば嬉しい」と言われたことがある。

 

この会いたい頻度のバランスって、意外と大事だよなと思う。

 

私もあんまりベタベタしたくないし、一人の空間と時間がめちゃめちゃ大事だと思っている。

 

留学生活で3人のシェアルームをしたことがあるが、

自分以外の誰かが同じ空間にいる生活は結構ストレスだった。

そこにいる、そばにいるというのが気になって仕方なかった。

 

これが気にならないのが、本当の意味で「居心地がいい関係」と言えるのだろうか。

 

一人の部屋で一人ゆっくりと時間を過ごしたいと思うのである。

 

その点で、彼とは同じような性格・感覚を持っているとは思う。

 

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下書き保存していたのはここまでだった。

 

3カ月前、この文章を書いたこの日の夕方、私は彼に会った。

 

あの日は結局、

お出かけはするけど、家にお泊りはしないことになった。

 

下北沢で待ち合わせをして、古着屋をまわって、居酒屋へ行って、外のベンチでおいしいコーヒーを飲んでゆっくり過ごした。

 

そして、彼が言った「最近色々思うところがあって、一人になりたい気持ち」というのは、彼の仕事が忙しくあまりうまくいっていなかったからだった。

 

ふと、彼は話してくれた。

「最近の自分は全然ダメだった。」「仕事がうまくいってなかった」

と。

 

 

それを私は、何も言わず、ただただじっと聴いていた。

 

変に、同情したり、共感したりせず、

本当に何も言わず黙って聴いていたと思う。

 

 

色々お話をして帰り際、

「なんか元気出てきたから、今日会えてよかった。ありがとう。」と言ってくれた。

 

 

そうか。

 

勝手に、「私に対して思うところがあるのか」と、ネガティブに捉えていたのは、私の方だった。

 

彼の言った「言葉の真意」を、勝手に深く探ろうとしてしまったのは、私だった。

 

この時、よくわかった。

 

男の人には、どうやら一人になりたい時があるらしい。

特に、仕事が忙しかったり、色々うまくいっていない時は、

一人になって、ただぼーっと時間を過ごしたいらしい。

 

誰にも干渉されないような一人だけの時間。

 

相手が彼女であろうとも、きっと関係ないようなのだ。

 

誰しもが、恋人に会って同じ時間を共有することで癒されるとは限らない。

 

私にも、一人になりたい時がある。

 

私だけの部屋で、

落ち着く音楽をかけてコーヒーを飲んで、日記を書いたり、本を読んだり、想いに更けたりしたい時がある。

趣味の音楽制作に打ち込みたい時がある。

体調が優れない時は、ずっとお布団にこもっていたくなる時もある。

 

 

仕事で忙しない毎日を過ごしているのだから、

たまの休みの日は、ものすごく、ものすごく、本当に貴重な自分だけの時間なのだ。

 

彼女である私を「大切にしていないわけじゃない」。

以前私が「大切にされてる感じがしない」と言って泣いてしまったとき、

彼はちゃんとそういう風に言ってくれたな。

 

彼が、仕事の試験勉強で忙しかった時だった。

 

そうだよね。自分の貴重な時間を大切にしたかったんだ。

 

「仕事と私、どっちが大切なの」という言葉じゃないけれども、

「自分自身の大切なこと」と彼女との時間に、

同じだけのエネルギーをかけて両立するのは、きっと少し難しいのだ。

 

 

それが彼なんだと思う。

 

 

「あぁ彼も、今きっとそういう時期なんだな」と、ちゃんと心から素直に思えるようになりたかった。

 

なりたい。

 

なれている。

前よりは今の自分の方が、そういう考え方にシフトできていると思う。

 

 

 

恋愛って、やっぱりちょっと難しい。

 

正解がない。

 

逆に言えば、恋愛の数だけ正解がある。

 

 

二人で、長い時間をかけて、迷いながらも、少しずつ創りあげていくものかもしれない。

 

 

自分のことだけじゃない。

 

相手のこともちゃんと考えたい。

 

今、相手がどういう状況で、どういう精神状態で、どういう気持ちで、

何を望んでいるのか。

 

 

それを尊重していたい。

 

 

私を優先してくれないんだとか、私のこと大切にしてくれてるのかなとか、

正直、結構何回もそうやってネガティブに思い込んでしまうことが多かった。

 

そんな彼氏は嫌だとか、大切にしてくれないとか、絶対浮気しているとか。

ネットの記事やSNSなんかを見ていると、やっぱり色んな意見があるよなと思う。

 

 

愛し方の温度差みたいな相性が合わないのかも、と不安がよぎったこともあった。

 

でも、相手は変えられない。

人は変えられない。

 

だからね、自分を変えればいいと思っている。

 

今の目の前にいるその人を尊重するということは、

短所も含めて相手の全て受け入れるということなんだと思う。

 

 

そうやって、少しずつ私は、

以前の私より、成長できている。

変われている。

知らなかったことに気づけている。

 

少しずつ、前に進んでいる。

 

 

3カ月経った今、実は、少しの間彼と距離を置いている。

 

だから、3カ月前の自分より、さらにもっと、

知らなかった相手のこと、知らなかった自分のことを知る機会になっていると思う。

 

 

 

 

また少し、成長できていると思う。

 

 

 

 

恋と愛と孤独と、相手と、そして自分と向き合っていくのだ。